20141231_2014シーズンの振り返りと2015シーズンの展望 ― 2014/12/31
日没前に大阪喰い倒れツアーから帰還した。行きも帰りも渋滞に巻き込まれたにも関わらず、Noteの燃費は20km/lと素晴らしい。
溜め込んだ脂肪を少しでも落としておこうと、近所の竜洋コースを軽く走行。
今年も、今シーズンの振り返りと来シーズンの展望について、書いておくことにした。
1、2014シーズンのレースの反省。何が良くて、何が悪かったか
「選択と集中」をキーワードに、勝ち目の無いレースより、少しでも勝てる可能性の高いレースに出ることを優先し、全20レース(うちJBCFは7戦)に出場した。(2013シーズンは全21レース、うちJBCFは7戦)
結果、2009年に初めて自転車レースに出るようになって以来、最高のリザルトを残せた充実したシーズンとなった。
目標としていた実業団レースでの勝利を手にしてからは、苦手なジャンルのレースにも取り組むスタンスへシフトし、世界が広がり、新たな目標も出来た。
ひとつひとつのレースから学ぶことが少なくなく、場数を(文字通り自分の脚で)踏むことで様々な気付きが得られた。先頭集団についていくだけで精一杯なレースもあれば、序盤や中盤で千切れてしまうレースもあったし、走りながら展開をあれこれ考えココで動かないといけない!と起こしたアクションが結果に結びついたレースや逆に裏目に出たレースもあった。似た展開はあったものの、全く同じ展開のレースは無く、様々なレース展開を自分のカラダで感じ刻みつけることが出来たのは大きな収穫だった。
一方で、レースで出し切る経験が少なく、いろんなチャレンジをして展開に絡む走りがまだまだ少ない(特にレース中に他力本願モードになってしまう)のは、引き続き課題である。
シーズンを通して、好不調の波がほぼ無かったのは良いのか悪いのかよくわからない。絶好調が無いかわり、絶不調も無いわけで、一年中、調子はボチボチだったような、そうでもなかったような、よくわからないコンディション推移だった。
2、どこが弱くて、どこで力を発揮できたのか
JBCF輪島のような登り勾配がキツかったり登る時間が長いコースには滅法弱い。反対に、平坦〜緩い登りのコースでスピードや位置取りが重要になってくるレースでは力を発揮できる傾向にあった。それでも、高強度の繰り返しが多くなるとネバリがきかなくなってしまう課題は残った。
3、弱点への対策
昨年と同じだが、登坂力を鍛える。たんたんと登る力に加えて、他者のペース上げ下げにもついていける力(勝負できる登坂力)をつける。同時に体重を落とし、パワーウエイトレシオを改善する。インターバル耐性も適宜対策していく。
4、得意分野の強化対策
瞬間的なスピードアップとその速度を維持する走りを何度も繰り返す練習を冬の間から行う。練習終盤の疲れた状態でスプリント練習を繰り返すことで、最終局面で勝負できる脚をつくる。
5、シーズンオフの期間も含めた来季の計画
冬期間の練習内容(コース・強度・走り方)にバリエーションをつける。昨季は同じコースを同じ走り方ばかりしていたように思う。アラフォーレーサーの残り時間は少ないので、1回1回の練習を大切に、テーマを持って取り組む。出し切る時は出し切る。ソロ練習と集団練習の違いを意識して臨む。
来季も今季同様、JBCFに軸足を置きつつ、草レース・ローカルレースにも積極的に参戦し、展開に絡むようなレース経験を多く積む。ヒルクライムや登りのキツいレースにもチャレンジする。
出場レースは、優先度A~Cのランクを付ける。A:勝負レース。年間4戦まで。B:優先度AとC以外のレース。C:練習・実験レース。
6、計画を実践するための大まかなスケジュール
大まかなところは昨季と同様。春先までにベースを向上させておく。4月に1度目のピークを持ってきて、その後は暑い夏に向けてやや落とし、猛暑は思い切って休む。9月に2度目のピークを持ってこれるように調整し、12月のレースでシーズンを締めくくる。
7、2ヶ月スパン位の計画
1,2月 低中強度・高強度の練習を組み合わせながらベースアップを図る。目標BMI:22.5
3,4月 レース強度に慣らし、1回目のピークを持ってくる。目標BMI:22
5,6月 登れるカラダへ変身する。目標BMI:21.8
7,8月 猛暑は無理せず休む。
9,10月 体重増加に気をつけつつ、2回目のピークを持ってくる。
11,12月 中低強度で長時間の練習へシフト。
8、機材面の考察
来季も現有機材でいく。リザルトへの影響度は、エンジン>>機材 と考え、機材に迷う時間は練習に充てる。また、障害要素を減らすべく堅実・シンプルな構成を優先する。
9、具体的な目標設定
(省略)
10、その他
今年は自転車世界が広がった。インターマックスさんの一般サポートライダーに選ばれ、こうしてブログを更新するのを大勢の方に読んでもらえたり、勤務先の自転車チームに加入させてもらえ、良き出会いがあったり。転石苔生さず(positiveな方の意味で)ということにしておこう。来年もいろいろチャレンジしていこうと思う。そう、2015年のキーワードは「挑戦と成長」だ。
<2014レースリザルト>
Priority MMDD Race_Category Result, Comment
C 0316 ええじゃないか豊橋サイクルフェスティバル_エリート 4位
→冬の乗り込みの成果が意外なリザルトになって現れた。
A 0406 JBCF舞洲クリテリウム_E2-2組 26位
→先頭集団から千切れてしまい、なんとか完走するも悔しさ一杯。積極性が足りなかった。
B 0427 春の長良川クリテリウム_スポーツI 2位
→レース展開・位置取りは悪くなかったが、スプリントタイミングが遅すぎた。
A 0518 JBCF堺クリテリウム_E2 10位
→無事完走出来たのは奇跡に近い。またも積極性足りず。
B 0525 エンデューロ磐田_3時間ソロ 45位
→勝負所を見誤る。3時間エンデューロの苦手意識克服ならず。
B 0608 犬山クリテリウム_登録者クラス 優勝
→必勝体制に持ち込んで、冷静にスプリント出来た。
B 0622 ツール・ド・エコパ_2時間ロードソロ 優勝
→ようやく勝てたが、辛勝。レースは水物だ。
B 0719 ツール・ド・新城_エキスパート 4位
→雷雨の中、集中力切らさずに完走。メンタルの訓練になった。
B 0817 静岡クリテエコパステージ_エリート 5位
→JPTレーサーとの地脚の違いを痛感。
A 0824 シマノ鈴鹿_国際ロード DNF(5周回)
→どんなレースでも位置取りは重要。昨年よりは走れた。
A 0831 JBCFみやだクリテリウム_E2 14位
→位置取りがシビアなコース。最後まで諦めずに走れた。インターバル練習不足。
A 0914 JBCF舞洲クリテリウム_E2-1組 優勝
→2年前に大怪我をしたコースでの感慨深い勝利。勝負所で躊躇せず思い切り行けたのが良かった。
B 0928 豊橋万場クリテリウム_チャンピオンクラス 4位
→レースの流れを読めていなかった。風が強くごまかしがきかないコース。
C 1005 モリコロエンデューロ_2時間男女混成3名の部 優勝
→綿密な作戦と全員協力体制で手に入れた貴重な勝利。
C 1012 JBCF輪島ロード_E1 DNF
→E1クラスタデビュー戦、タレずに走り切れると思ったのだが。登りレースの達成感を覚える。
A 1026 JBCF美浜クリテリウム_E1 DNF
→異次元のスピード。チャレンジしてこそ得られるものがある。
B 1102 清水町ゆうすいクリテリウム_エリートクラス 5位
→去年より走れたが、またもJPTレーサーとの脚力差を痛感。
B 1108 JBCF幕張クリテリウム_E1 15位
→痛恨の単独落車。諦めずニュートラル適用して完走。ポイント絡めず。
B 1207 冬の長良川クリテリウム_スポーツI 4位
→脚を使い過ぎた上に、スプリントの位置取りで失敗。忘れ物回収できず。
C 1213 ヴェロフェスタinモリコロパーク_ロードレース スポーツ 3位
→前週に続き、最終局面で脚が残っておらず、スプリント不発。逃げを決められたのは良かった。
溜め込んだ脂肪を少しでも落としておこうと、近所の竜洋コースを軽く走行。
今年も、今シーズンの振り返りと来シーズンの展望について、書いておくことにした。
1、2014シーズンのレースの反省。何が良くて、何が悪かったか
「選択と集中」をキーワードに、勝ち目の無いレースより、少しでも勝てる可能性の高いレースに出ることを優先し、全20レース(うちJBCFは7戦)に出場した。(2013シーズンは全21レース、うちJBCFは7戦)
結果、2009年に初めて自転車レースに出るようになって以来、最高のリザルトを残せた充実したシーズンとなった。
目標としていた実業団レースでの勝利を手にしてからは、苦手なジャンルのレースにも取り組むスタンスへシフトし、世界が広がり、新たな目標も出来た。
ひとつひとつのレースから学ぶことが少なくなく、場数を(文字通り自分の脚で)踏むことで様々な気付きが得られた。先頭集団についていくだけで精一杯なレースもあれば、序盤や中盤で千切れてしまうレースもあったし、走りながら展開をあれこれ考えココで動かないといけない!と起こしたアクションが結果に結びついたレースや逆に裏目に出たレースもあった。似た展開はあったものの、全く同じ展開のレースは無く、様々なレース展開を自分のカラダで感じ刻みつけることが出来たのは大きな収穫だった。
一方で、レースで出し切る経験が少なく、いろんなチャレンジをして展開に絡む走りがまだまだ少ない(特にレース中に他力本願モードになってしまう)のは、引き続き課題である。
シーズンを通して、好不調の波がほぼ無かったのは良いのか悪いのかよくわからない。絶好調が無いかわり、絶不調も無いわけで、一年中、調子はボチボチだったような、そうでもなかったような、よくわからないコンディション推移だった。
2、どこが弱くて、どこで力を発揮できたのか
JBCF輪島のような登り勾配がキツかったり登る時間が長いコースには滅法弱い。反対に、平坦〜緩い登りのコースでスピードや位置取りが重要になってくるレースでは力を発揮できる傾向にあった。それでも、高強度の繰り返しが多くなるとネバリがきかなくなってしまう課題は残った。
3、弱点への対策
昨年と同じだが、登坂力を鍛える。たんたんと登る力に加えて、他者のペース上げ下げにもついていける力(勝負できる登坂力)をつける。同時に体重を落とし、パワーウエイトレシオを改善する。インターバル耐性も適宜対策していく。
4、得意分野の強化対策
瞬間的なスピードアップとその速度を維持する走りを何度も繰り返す練習を冬の間から行う。練習終盤の疲れた状態でスプリント練習を繰り返すことで、最終局面で勝負できる脚をつくる。
5、シーズンオフの期間も含めた来季の計画
冬期間の練習内容(コース・強度・走り方)にバリエーションをつける。昨季は同じコースを同じ走り方ばかりしていたように思う。アラフォーレーサーの残り時間は少ないので、1回1回の練習を大切に、テーマを持って取り組む。出し切る時は出し切る。ソロ練習と集団練習の違いを意識して臨む。
来季も今季同様、JBCFに軸足を置きつつ、草レース・ローカルレースにも積極的に参戦し、展開に絡むようなレース経験を多く積む。ヒルクライムや登りのキツいレースにもチャレンジする。
出場レースは、優先度A~Cのランクを付ける。A:勝負レース。年間4戦まで。B:優先度AとC以外のレース。C:練習・実験レース。
6、計画を実践するための大まかなスケジュール
大まかなところは昨季と同様。春先までにベースを向上させておく。4月に1度目のピークを持ってきて、その後は暑い夏に向けてやや落とし、猛暑は思い切って休む。9月に2度目のピークを持ってこれるように調整し、12月のレースでシーズンを締めくくる。
7、2ヶ月スパン位の計画
1,2月 低中強度・高強度の練習を組み合わせながらベースアップを図る。目標BMI:22.5
3,4月 レース強度に慣らし、1回目のピークを持ってくる。目標BMI:22
5,6月 登れるカラダへ変身する。目標BMI:21.8
7,8月 猛暑は無理せず休む。
9,10月 体重増加に気をつけつつ、2回目のピークを持ってくる。
11,12月 中低強度で長時間の練習へシフト。
8、機材面の考察
来季も現有機材でいく。リザルトへの影響度は、エンジン>>機材 と考え、機材に迷う時間は練習に充てる。また、障害要素を減らすべく堅実・シンプルな構成を優先する。
9、具体的な目標設定
(省略)
10、その他
今年は自転車世界が広がった。インターマックスさんの一般サポートライダーに選ばれ、こうしてブログを更新するのを大勢の方に読んでもらえたり、勤務先の自転車チームに加入させてもらえ、良き出会いがあったり。転石苔生さず(positiveな方の意味で)ということにしておこう。来年もいろいろチャレンジしていこうと思う。そう、2015年のキーワードは「挑戦と成長」だ。
<2014レースリザルト>
Priority MMDD Race_Category Result, Comment
C 0316 ええじゃないか豊橋サイクルフェスティバル_エリート 4位
→冬の乗り込みの成果が意外なリザルトになって現れた。
A 0406 JBCF舞洲クリテリウム_E2-2組 26位
→先頭集団から千切れてしまい、なんとか完走するも悔しさ一杯。積極性が足りなかった。
B 0427 春の長良川クリテリウム_スポーツI 2位
→レース展開・位置取りは悪くなかったが、スプリントタイミングが遅すぎた。
A 0518 JBCF堺クリテリウム_E2 10位
→無事完走出来たのは奇跡に近い。またも積極性足りず。
B 0525 エンデューロ磐田_3時間ソロ 45位
→勝負所を見誤る。3時間エンデューロの苦手意識克服ならず。
B 0608 犬山クリテリウム_登録者クラス 優勝
→必勝体制に持ち込んで、冷静にスプリント出来た。
B 0622 ツール・ド・エコパ_2時間ロードソロ 優勝
→ようやく勝てたが、辛勝。レースは水物だ。
B 0719 ツール・ド・新城_エキスパート 4位
→雷雨の中、集中力切らさずに完走。メンタルの訓練になった。
B 0817 静岡クリテエコパステージ_エリート 5位
→JPTレーサーとの地脚の違いを痛感。
A 0824 シマノ鈴鹿_国際ロード DNF(5周回)
→どんなレースでも位置取りは重要。昨年よりは走れた。
A 0831 JBCFみやだクリテリウム_E2 14位
→位置取りがシビアなコース。最後まで諦めずに走れた。インターバル練習不足。
A 0914 JBCF舞洲クリテリウム_E2-1組 優勝
→2年前に大怪我をしたコースでの感慨深い勝利。勝負所で躊躇せず思い切り行けたのが良かった。
B 0928 豊橋万場クリテリウム_チャンピオンクラス 4位
→レースの流れを読めていなかった。風が強くごまかしがきかないコース。
C 1005 モリコロエンデューロ_2時間男女混成3名の部 優勝
→綿密な作戦と全員協力体制で手に入れた貴重な勝利。
C 1012 JBCF輪島ロード_E1 DNF
→E1クラスタデビュー戦、タレずに走り切れると思ったのだが。登りレースの達成感を覚える。
A 1026 JBCF美浜クリテリウム_E1 DNF
→異次元のスピード。チャレンジしてこそ得られるものがある。
B 1102 清水町ゆうすいクリテリウム_エリートクラス 5位
→去年より走れたが、またもJPTレーサーとの脚力差を痛感。
B 1108 JBCF幕張クリテリウム_E1 15位
→痛恨の単独落車。諦めずニュートラル適用して完走。ポイント絡めず。
B 1207 冬の長良川クリテリウム_スポーツI 4位
→脚を使い過ぎた上に、スプリントの位置取りで失敗。忘れ物回収できず。
C 1213 ヴェロフェスタinモリコロパーク_ロードレース スポーツ 3位
→前週に続き、最終局面で脚が残っておらず、スプリント不発。逃げを決められたのは良かった。